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The Enshrined Kami and History

御祭神・由緒

五穀豊穣 子孫繁栄の大神さま

 田縣神社におまつりされております神様は御年神様と玉姫命様の二柱です。
地元では古来より稲の実りを司る神様として大切にされてきました。そこから万物の育成、子宝安産の神様として、いまでは全国より崇敬を集める神社となっております。ここでは御祭神とともに田縣神社の御由緒や歴史についても簡単にご紹介いたします

御歳神と玉姫命

 御歳神(ミトシノカミ)は素戔嗚尊(スサノオノミコオ)の孫で、大歳神(オオトシノカミ)の子。農業をつかさどる神様で五穀豊穣の守護神です。
 玉姫命(タマヒメノミコト)は尾張地方開拓の祖神である大荒田命(オオアラタノミコト)の王女。尾張氏の健稲種命(タケイナダネノミコト)の妃。二男四女の子宝に恵まれたが、夫亡き後は故郷荒田の里(現鎮座地)に帰り、父を助け開拓に励み、子女教育に勉められ、その功績を称え、後に合祀しました。

御由緒

 世に名高い小牧長久手の合戦に、豊臣秀吉が陣取ったといわれる久保山。
その麓に続く俗称「縣の森」に当社は鎮座します。御創建年はさだかではありませんが、一説によると遠く弥生時代にまでさかのぼるともいいます。
 太古この地方一帯に住んでいた豪族が、「母なる大地は、父なる天の恵みにより受胎する」との古代日本の民族思想により、五穀の豊穣、万物の育成、国土の発展を神に祈ったのにはじまります。
 醍醐天皇の延長五年(927)に編纂された『延喜式』には田縣神社と記載され、また貞治三年(1364)の『尾張国内神名牒』にも、従三位上田方天神とあって、古くから格式の高い神社であったことがわかります。